2016-11-17 第192回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
また、平成十三年八月の原子爆弾被爆未指定地域証言調査報告書に関する検討会、この報告書におきましても、被爆体験がトラウマとして今もなお不安が続いて、精神上の健康に悪影響を与え、また身体的健康の低下にもつながっている可能性が示唆されるものの、このような健康水準の低下は、原爆の放射能による直接的な影響でなく、専ら被爆体験に起因する不安による可能性が高いという報告書が出ておるところです。
また、平成十三年八月の原子爆弾被爆未指定地域証言調査報告書に関する検討会、この報告書におきましても、被爆体験がトラウマとして今もなお不安が続いて、精神上の健康に悪影響を与え、また身体的健康の低下にもつながっている可能性が示唆されるものの、このような健康水準の低下は、原爆の放射能による直接的な影響でなく、専ら被爆体験に起因する不安による可能性が高いという報告書が出ておるところです。
今回長崎市が中心になってまとめられました今委員がお示しの証言調査報告書、これにつきましては、大臣が今申し上げましたとおり、科学的、合理的な根拠に当たるか否かにつきまして、ただいま検討会で検討されているということでございます。
この証言調査報告書の中身、そして要望書には、いわゆる被爆地域図というのがここに寄せられております。長崎に投下された原爆は、御承知のとおり、地上五百メートルで爆発をした、このようなことでございます。長崎には少なくともこれ以上高い遮へい物となる山はございません。
私たちの心のいたで 長崎原子爆弾被爆未指定地域証言調査報告書」こういうものがございます。この中の内容にも盛られておりますけれども、この被爆地域の拡大、是正の問題については、既に戦後五十五年余り、今なお残る、長崎県そして長崎市、香焼町、伊王島町、時津町、琴海町、多良見町、飯盛町、それぞれの地域社会の抱える課題でもございます。
これは、今、厚生省にも命じたのでありますが、今回、長崎市が中心となって証言調査報告書というものをおまとめになったそうでありますから、ぜひこの資料を十分に精査をして、そして、余り長い間、いつまでも一つの考え方にこだわるということではなくて、できるだけ多くのそういう苦しみのある方に対してしっかり政治が手を差し伸べていくということは大事なことだと私は思います。
八月九日の平和祈念式典に出席した森首相が、厚生省に証言調査報告書を精査、研究するよう命じたと発言をいたしました。それを受けて、保健医療局長の私的諮問機関として検討会が設置され、既に十月五日に第一回目が開かれました。 私は、PTSDを中心にして検討するだけでは不十分だと思います。先日も大阪高裁の原爆症の認定をめぐる裁判で、政府は松谷訴訟を含め五度目の敗訴判決を受けております。
○篠崎政府参考人 ただいま御答弁を申し上げましたけれども、十月の五日に第一回の会議が開催されましたときには、長崎市が取りまとめられました証言調査報告書における科学的、合理的な根拠について精査、研究することを目的としてこの会が設置をされたわけでございまして、この調査報告書に関しましては、精神的影響の評価のほか、身体的影響の評価や被曝線量の評価などについても幅広く検討する必要がある、このような会議の中身
私から、今般長崎市が中心になって取りまとめておられます証言調査報告書につきまして、専門家の意見を聞くなど、十分精査研究するように厚生省に対し指示をしたところです。
証言調査報告書を科学的に詳細に検討させていただいて、特にPTSD、心的外傷後ストレス障害という新しい医療上の知見もございますから、それに照らして検討するということで、今総理がおっしゃった、近くというのは、十月五日にこの検討会を立ち上げて一回目の検討をいたします。
そこで、今度の検討会は、この証言調査報告書に掲げられている心理的影響に関する面談調査及び健康状態、世帯の状況等に関する調査の結果などを科学的に評価することは基本ではございますが、御指摘の現地での聞き取り調査などについては、検討会メンバーでも相談をしながら対応していただけると思っております。
これまでに取りまとめられました長崎の被爆者の証言調査報告書によりますと、健康に対する問題の中でこれまで十分に取り上げられなかった健康に対する心的外傷後ストレス障害という、いわゆるPTSDという最近の医学の知見に基づく問題点が取り上げられていることについても私どもは関心を持ってございまして、大変貴重な資料であると認識をしておるわけであります。
問題は、今回の証言調査報告書で取り上げられております健康に対する不安やPTSDなどの新しい要素というものを科学的にしっかりした根拠に基づいてどのように受けとめるかということでございますから、それなりの検討は必要で、また適切に行わなければならない。
○政府参考人(篠崎英夫君) ただいま大臣の方から御答弁申し上げましたが、この証言調査報告書の検討に当たりましては科学的な専門家による検討が必要というふうに考えております。特に、身体的影響ばかりではなく精神的影響などについても評価をしていただける分野の学識経験者にお願いをしたいというふうに考えておるところでございます。
なお、今回、長崎市を中心として原子爆弾被爆未指定地域証言調査報告書というものが出されておりまして、今、委員が御指摘のような指定地域以外に起こったことについて改めて資料が出されておりますが、これを貴重なものといたしまして、詳細に調査研究をさせていただきたいと思っております。
○国務大臣(津島雄二君) きょうは、最初の田浦先生、入澤先生、今井先生初め、多数の先生方からそのようなお話をいただいておりまして、私としては証言調査報告書については、今、精査、研究しているということをお答えしたわけでありますが、なお、私を含めてきちっとお話を聞く努力をしなさいということであれば、それはできるだけの努力をさせていただきます。
○国務大臣(津島雄二君) この証言調査報告書に書かれておりますことは、私にとっても大変ショッキングでございます。私も戦災を受けましたけれども、あの戦災の記憶だってこんなに大変なのに、まして原子爆弾の場合にはどんなにひどかったか、それは想像を超えていると思います。
○津島国務大臣 その御指摘があるのを待っておったわけでありますが、先ほど申し上げましたことが今の方針でございますが、今回長崎市が中心となって取りまとめられた証言調査報告書というものが出されておりますので、それをこれから精査、研究をさせていただきたいと思います。
今回まとめられた証言調査報告書には、今仰せになったような方々の体験が述べられており、今も健康に不安を持つ状況であるということも理解できるところでございます。